愛媛県大洲市にある「冨永松栄堂」さんの「栗志ぐれ」をいただきました。
「志ぐれ」は、小豆と米粉や餅粉を混ぜ合わせて、セイロで蒸しあげた和菓子。
残月(ざんげつ)、月窓餅(げっそうもち)と並び、愛媛県大洲市の三大銘菓の一つだそうです。
ぱっと見、徳島の「阿波ういろう」の様な見た目ですね。
中の栗がおぼろ月の様みえます。
愛媛県産の栗を使用しているそうです。
ういろうか、羊羹の様に思っていたのですが、これまた独特のお菓子でした。
食感はもちもちなんですが、ねっとりはしておらず、むしろ小豆やもち米がほろほろ崩れる食感。
小豆ともち米のせいか、おはぎっぽいイメージもあります。
他には無い食感ですね。
甘さもとても上品で、素材の味がダイレクトに伝わるおいしさ。
小豆のおいしさはかなりのもの。
素材にこだわって作られているのが分かります。
栗についても良い物が使われているのが分かるし、とても柔らかく、美味しく炊きあげられてました。
ただ、栗菓子好きとしては悔しいのですが、プレーンな「志ぐれ」の方が、小豆ともち米のおいしさがしっかり伝わってきて好みでした。
まあ、どちらもとても美味しかったし、「抹茶志ぐれ」も美味しかったので、全種類楽しむのが正解ですね。
▼「栗志ぐれ」 原材料名
小豆(北海道産)、グラニュー糖、米粉、もち粉、塩、栗 / トレハロース